試行錯誤の過程こそがものづくりの楽しさ

S.Fさん

S.Fさん

シキファニチア株式会社

加工部 班長

2013年入社

入社のきっかけを教えてください

前職は青果卸売会社で3年ほど営業をしていましたが、それがあまりしっくりきていなくて。自分が作っていないものを仕入れて販売するより、自分がものづくりをして、できたものを売ってみたいと考えるようになりました。

自分でも理由ははっきり分からないのですが、椅子の佇まいを綺麗だと思う感覚があって、ものづくりをするなら木工で椅子づくりがしたいと思ったんです。家具の雑誌を見ていて、魅せられたのがシキファニチアの製品でした。シンプルで主張が強くないところを良いなと感じて、連絡先を調べて、工場を見学させてもらいました。その時に社長とお話をする機会があり、やってみたいという想いを伝えたところ、入社が決まりました。

S.Fさん

未経験からどんなふうに仕事を覚えていかれたんですか

本当に日々の積み重ねですよね。先輩方に丁寧に教えていただいて、できることが徐々に増えていったという感じです。

工場では、木材の切断から加工、研磨、組み立てまで、全工程を行っています。私のいる加工部は、NCという機械を使って、CADデータからパーツを自動で切削する工程を担当しています。

仕事の楽しさはどんなところにありますか

子どもの頃の工作とか、家でのDIYだったり、ものを作ることへのワクワクする気持ちの延長線上に仕事があると思ってます。うまくいかない時も、どうしたらうまくできるだろうって、チームで相談したり、試行錯誤している時こそがものづくりの醍醐味でもあり、楽しいところですね。

会社の良さはどんなところに感じますか

20代から70代までいろんな人が働いていますが、年齢だとか上下関係といった垣根がなく、分からないことが聞きやすい環境が良いところですね。こうしたいとかこうなりたいという目標も言いやすいので、意欲があれば成長しやすい職場だと思います。

S.Fさん

日創グループになって変化したことはありますか

はじめてのことだったので、最初は少し戸惑う気持ちもありました。ただ、木工と鉄鋼で分野は違っていても、高い品質で一定の量を作っていく製造業として悩みに共通点があることが分かりました。こういうところに困っていると話すと、改善の方法がすっと返ってきたりするので、すごくためになっていますし、会社が変わりつつあるなと感じます。

元々ものを作る職人としての仕事という側面があるので、それぞれが専門性は高めていくけど、自分の専門以外の仕事にはなかなか関わる機会がないという状況がありました。日創グループになってから、他の担当の仕事もサポートできるようになっていこうというアドバイスがあり、少しずつ取り組んできて、今は全体として柔軟に回るようになったと感じますね。そうやってできることが増えていくと、自分の成長が感じられてモチベーションも上がっていくので、社員にとっても良い仕組みだと思います。

今後の目標を教えてください

加工の分野でもまだまだ身につけられることがあるので、日々の作業を通して、もっとできることを増やしていきたいですね。スキルも上げて、周りから助けを求められるような存在になれたらと思っています。