エラーから学び、工程を改善して精度を上げる

W.Oさん

大里 渉さん

日創プロニティ株式会社

西日本製造3課 係長

2006年入社

入社から現在までのお仕事を教えてください

ものづくりに関心があって、工業高校に進学しました。高校に来ていた求人案内の中から、金属加工で様々な経験ができそうだと思い、入社しました。入社してから19年間、ずっと山田工場で働いています。当時は、入社後に作業工程を一通り、1ヶ月ごとに担当させてもらっていて、その中で一番興味を持った切断曲げの担当からスタートしました。

現在は、太陽光パネルの架台や商業施設のエスカレーターパネルの外装などの加工を行う西日本製造3課にいます。課の在籍は24名。係長は僕ともう一人いて、工程全体を見ながら進捗を管理する役割を担っています。

大里 渉さん

印象に残っている仕事はありますか

作業工程を一人で任されるようになったばかりの頃、数千枚を製造する加工に携わったことがありました。商品検査の時に不具合を見つけて修正したことで、会社全体での損失を抑えられたことがあり、自信になりました。

入社した頃はミスばかりで、それが自分でも嫌だったんです。どうやったらミスを減らせるかを考えて、確認を徹底するようになりました。僕がやったものに関しては間違いないと絶対の自信を持って後工程に流したいと思っていますし、今も確認の目を磨いています。どこまでいってもヒューマンエラーは発生しますが、誰かを責めるのではなく、そのミスをカバーできるように作業工程の改善につなげるようにしています。

仕事をする上で大切にしていることを教えてください

あいさつとコミュニケーションですね。これが成り立たないと仕事の打ち合わせも製造工程の流れも悪くなってしまいますから。お客様の要望に応えるために、差し込みや予定の組み直しもよく行います。その際に、各担当の意見を聞くことでもっと良い改善案に気づくこともあります。一方的に指示するより、人と話すことが一番大切だと考えています。

大里 渉さん

会社の魅力はどんなところですか

ほとんどの製品加工ができる設備と材料が揃っているので、お客様の希望に沿った製品を希望の納期で発注してもらえる点が魅力だと思いますね。新たにこういうものを作りたいというお客様と直接お話ししながら加工の段取りを進めるケースもあり、製品加工は常に進化しています。

様々な職種があるので、データをパソコンで作成するところから、実際の設備を用いて加工から溶接、塗装とさまざまな技術を身につけることができます。できることが増え、自分の成長を実感できる環境があることは、働く側にとっての魅力だと思います。

今後の目標を教えてください

会社も大きくなっているので、人員不足にならないよう、部下の育成が私の課題だと思っています。私の部署にいる入社3年目の社員は、何にでもチャレンジしていきたいという意志があって、今積極的に知識を吸収しているところです。その姿勢が、周りへの良い影響になるんですよね。未経験でもチャレンジ精神がある人や新しいことをやってみたいという人には、興味の尽きない職場だと思います。工場には女性社員もいます。みんながもっと働きやすくなるようにといった視点での職場環境づくりにも力を入れています。